ブロードバンド・ユビキタス時代の情報発信支援システム
特許第3924702号
特願2007−186230
チャット用Webカメラやホームビデオ版
基本システム機能・仕様説明書
平成19年5月
株式会社つくばマルチメディア
1、システム開発の背景及び課題
現在、地域中小企業も含めてホームページの情報更新が課題となっています。
また、ブロードバンドやユビキタスが急激に普及していることにより、本日のお勧め商品やメニュー、事業者のニュース等日々の更新が重要となってきています。
既に、ホームページの更新に当たってはCMS(コンテンツマネジメントシステム)が広く利用されていますが、商品やサービスの写真画像をインターネット上に発信する場合、デジタルカメラで撮影し、パソコンに一旦保存後、画像処理ソフトで画像処理を施すという面倒な作業が発生します。
また、画像更新も含めたホームページの更新としては、携帯電話での更新システムも既に当社でも開発しておりますが携帯電話の通信料がかかること、画像のサイズ調整や画質調整ができないこと等の問題があります。
本システムは、デジタルカメラの複雑な操作や画像処理ソフトの使い方ができない場合でも、容易に画像付のホームページや商品情報を更新可能とするシステムです。本システムは、平成19年3月9日に特許第3924702号として株式会社つくばマルチメディアの特許となっています。
2、「LiveBuilder」システム概要
ホームページの作成や更新において、ビデオチャットカメラやホームビデオからノートパソコン等にUSB接続し、インターネット上を経由してパソコンの画面に映像を表示します。
パソコンの表示画面の映像から任意の範囲をマウスで指定し、ウェブ表示画面上の画像調整画面で画像を調整して登録をすると、そのライブカメラの範囲指定した部分を画像として取得しウェブサーバに送信し、商品データ等の画像を文字情報とともにインターネット上に表示することを可能とするウェブサーバシステムです。
ライブカメラの映像画面上で画像のサイズ入力が可能な他、画質の明暗や解像度等の調整もサーバ上で処理することが可能です。
3、「LiveBuilder」システム機能
- 画像解像度調整
ウェブ上に表示された映像表示画面のサイズを調整することで、サーバ上で画像解像度の調整が可能です。
映像表示画面を縮小して画像を取得すると自動的に高画質の静止画を取得することができます。
- 明るさ調整
明るさ調整ボタンで映像画面の明るさの調整をすることが可能です。画像を取得した場合には、その明るさが静止画像に反映されます。
- 画像サイズ調整
画像サイズ調整は、映像画面上でのマウスによる範囲指定方式と範囲指定後に、縦・横のサイズを入力する数値入力方式とが可能です。
映像表示画面上でマウスで任意の範囲を指定し、そのままのサイズの画像取得も可能ですが、任意範囲を指定後に、自動的に表示画面に画像サイズが表示され、その画像サイズを調整変更することによって必要サイズの画像取得ができます。
- リセット機能
任意の範囲指定が取得画像範囲と相違した場合、リセットすることができます。
- 画像取得とガンマ値調整機能
画像取得ボタンを押すと自動的にウェブ上にアップした画像が表示されます。
表示される画像は、2つのパターンを表示しますが、これは映像の調整機能(ガンマ値調整)であり、静止画においてはコントラストに近い調整機能です。
本機能は、現在のところウェブブラウザ上の調整機能ではなくサーバ上で自動的に処理されています。
4、「LiveBuilder」操作手順
- 画像解像度調整
前記イメージにおける 画像解像度スライダーバーを操作することにより映像再生範囲を調整します。本調整により、再生範囲を縮小してもサ
ーバ上は高画質の画像が得られるようになっています。
以下は、ビデオチャットWebカメラの画像解像度調整スライダーバーの操作による映像再生範囲表示イメージです。

幅:640px × 高さ:480px

幅:500px × 高さ:375px

幅:430px × 高さ:280px
- 明るさ調整
前記前面におけるA明るさ調整スライダーバーを操作し明るさを調整します。
- 画像サイズ調整
画像サイズ調整は、マウスによって映像画面上の被写体の任意範囲を前記イメージのBのように任意の範囲を指定します。指定した範囲は、マウスで移動可能です。また、前記イメージの枠外操作イメージBのように縦・横のサイズ数値を入力することで正確な画像サイズを指定します。

- リセット機能
任意の範囲指定が画像取得範囲と相違した場合には、リセットし再度範
囲指定を行います。
- 画像取得とガンマ値調整機能
画像取得ボタンを押すと自動的にウェブ上にアップした画像が表示されます。
表示される画像は、2つのガンマ値調整パターン画像を表示します。

- テキスト情報入力と発信
予め用意されている文字入力画面に題名や説明文を入力し発信ボタンを押すとウェブ上に表示されます。
なお、弊社の@PAGE以外に採用する場合には、予めホームページのニュースや商品情報等の入力フォーマットをプログラムする必要
があります。
5、画像取得機材と活用シーン
(1)チャットWebカメラ
ビデオチャット用のライブカメラは、1万以下(現在使用7,600円)で購入が可能であり中小個人事業者にも適しています。
基本的に室内での利用に適しており、接写及び近距離(10cm〜1m)の画像取得ができます。
宝石や時計、酒・菓子等のネット販売や料理メニュー等の紹介に適しています。
(2)Webカメラ機能付ホームビデオカメラ
Webカメラ機能付ホームビデオカメラは、室内での利用のほか、野外において遠近の高画質の画像取得によるホームページ発信が可能です。
酒・菓子、自動車等のネット販売や施設内案内、イベント・店舗情報の取材、不動産物件案内、観光案内、及び自然観察等に適しています。
○ ホームビデオによる野外活用事例
○ホームビデオによる商品更新活用事例
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